解決事例

2024/04/01 解決事例

【遺言書】遺言書が複数存在する場合はどの遺言書が有効になるのですか?

Q:亡くなった母のタンス整理をしていた所、遺言書が3通も出てきてしまいました。 内容も少しずつ違うようです。いったいどの遺言書が有効なのでしょうか。

A:基本的には、日付の新しいものが有効になります。

ただし、複数の遺言内容が矛盾しない場合、たとえば、旧遺言書には八王子の土地をAに相続させると記載され、新遺言書には立川の土地をBに相続させると記載されている様な場合には、両方の遺言とも有効ということになります。

ですが、内容によっては矛盾しているのかどうか判断が難しい場合もありますので、これから遺言を作成する場合には、前の遺言を撤回するかどうかを明確に記載しておいた方が良いでしょう。

© 八王子・立川の弁護士による遺産相続相談 – 弁護士法人福澤法律事務所